2人の陰陽師〔前半〕

ドアのほうを見ると、三年生の先輩達が睨んでいる。


恐っ。



「梨奈あたし行ってくるね」


「…気をつけてね」


「分かってる」


梨奈には分かっていたみたい。


止めてもあたしが行くってこと。



席を立って、三年生の先輩達の方に歩いて向かった。


「何のご用件ですか?」


「ここじゃあれだからちょっと来てくださらない?」


「分かりました」


向かった先は体育館裏。


ありがちなパターンだね。


「で。ご用件は?」


「率直に言いますと、蓮様に関わらないで下さらない?ブスのくせに」


顔に似合わない言葉で先輩は言い放った。


せっかく綺麗な容姿なのに。