皆走り出して行って残ったのは霊感の強い奴と俺だけになった。 割れた風船を見つめて腑に落ちない顔をしてる ソイツを見てると、 何故か俺も引っ掛かるものを感じた。が、 考えても仕方ないと思い、 「俺達も行こうぜ!」 俺が笑顔でそう言うと、 ソイツも笑顔を取り戻し、一緒に走り出した。