琴理は
私をベッドに座らせると
「ひさしぶりやね」
と、言った
「う、うん。」
気まずい私ら…
「…ごめん。やりすぎやったね。」
「…っ」
以外にも素直に謝ってきたから声が出なかった
「ついカッとなって色々ごめん。琴理な
水紅が、陽樹の彼女って聞いて
“ざまぁみろ”って
思ってん…
でもな、
そんな酷いこと思いながら…
琴理、
奈々緒が大好きなんよ…」
「うん、私も。琴理が好きだよ。大好きだよ」
2人して
大泣きしてた…
泣き終わった後は
笑いしかおきなかった…
「も~。ってか、奈々緒は琴理に告りに来たも同然やね」
「まぁね、先に告られちゃったけど。」
「琴理のが、好きって気持ち、大きいんだよ♪」
「同じぐらいだよ~♪」
「え~、じゃあ、そう言うことにしといてあげる~」
「何だとー!」
久しぶりのバカな会話は
とても楽しかった
そして
疲れたのだろう…
私たちは
そのまま眠りについた…
優真には
ちゃんと報告して
帰ってもらった
「良かったな~。2人くっついちゃったんや♪」
って
言って、笑ってた
――その日の夜
夢を見た、
凄く、凄く、
いい夢だった…
私と琴理と
皐月と優真と英琉が
5人、遊んでいる夢。