「……じゃあその場には居るからさ、はいブレザー返そうね」 雪奈は渋々ブレザーをうちに手渡し、荷物を持った。 「よっしゃ行くぜ♪」 望はたたたって加藤を連れて教室を出て行った。 「相原は意地悪だから嫌や…」 雪奈はクスン、と泣きまね。 「まぁまぁ暴走したらうちが黒板消しで殴るから」 雪奈の頭をなでなでして教室から出た。 自分達の教室に行くと、望は既に復習で踊ってた。 「あ、今のは右手だよ」 雪奈は的確にミスを見つけて教えていた。