逆転リバース



収録が終わると、私たちは社長に呼ばれた。

当然と言えば当然なんだけど、少しだけうつ向く。


「どうするんだ?」

「……すみません」

「謝ってどうにかなるのか? つーか、結城は黙ってろ」


当の本人である椿に話を聞きたいらしい。

私は何も言わず、テーブルを見つめた。


「まあ、記者会見――」

「会見して許されると思うなよ? おまえらの不慮な事故で若いうちに子供ができて? イメージがた落ちだ」

「……」

「何歳に生まれた、とか……どう説明する? 事実を言うのか? 16の時に生みましたってな。いくら結婚もできる年齢とは言ってもな、昔じゃねぇんだよ」


言葉も出なかった。
呼吸をしてるのか分からないくらいに戸惑っていた。