椿はすぐに立ち上がると俊介を剥がした。 「なに?」 「時間が伸びるの嫌なの」 「これくらいで伸びるとは思わないけどね」 まさか、椿まで男だということはバレてないよね? 「なら、さっさと座ってよ。先輩たちを見ても何も思わないの?」 「……それは、すみません」 にらみ合いながら俊介は席についた。 私の隣のせいか、椿がすごく不満そうだった。 そこに反応をしないでよ、女子。 みんなが期待してるようなことじゃないから。