〜修也ver.〜



俺は、昔の自分の写真を見ていた。



金髪で耳にはピアスが3つもついていて人を見下したような表情。



今とは、全然違う。



あいつに会って変わろうと思った。



真面目になってまた、あいつの元に行こうと思った。


夢は、叶ったけど…



本当にこれでいいのか??



あいつは、俺に気付いてないまま過ぎていって。



いいのかよ??



あいつの側にいたいってここまで頑張って



大学も真面目に卒業して



ここまで来たのに



それでいいのか??



今日、職員室の窓からあいつが男子生徒と帰るのを見た。



幸せそうな笑顔で…



2人で帰っていった。



真面目そうな男子だった。


あいつが俺に求めてた「真面目」



あん時、真面目だったらあいつの隣にいたのは俺かもしれなかった。



だけど、道を踏み外していた俺。



全てがどうでもよかった。


自分の思い通りにならないことなんてないって思ってた。



そんな俺が変わろうと思ったんだ。



晴夜華…



君に出会って。