「俺…滝沢くんと仕事できて楽しいよ。みんなといるときも楽しいけど滝沢くんがいるから、もっと楽しいって思える」



だけど―



「滝沢くんは違うみたいだね」



「えっ?」



「俺は1番滝沢くんの理解者だと思ってたけど、それは俺の思い込みで…滝沢くんは朝霧さんだったみたいで………」



なんでだろ、涙が出てくる



「っ…ごめん、今の忘れて…」



走り去ろうとした俺の腕を掴んできた



「東雲さん、聞いてください。俺は……!!」



「離せよ!!…お前の話なんて聞きたくない!!」



俺は滝沢くんの腕を振り払って、そのまま駅まで走った



後ろから聞こえてくるのは滝沢くんが俺を呼ぶ声