「医師免許を持つ者が、学校の保健室でこんな事をやっているのは、まさに宝の持ち腐れにならないか?
納税者を代表して、とりあえず俺が怒るぞ。
もっとちゃんと、お前の腕を生かせる場所で働けよって話だな」
「う~ん、やっぱり、ダメかあ……」
「いや、フィクションとしては面白かったぞ。
お前と同じような妄想好きな女子にだったら、ウケるんじゃないのか。
まぁ、現実を知る教員が読んだら、別の意味でウケるってことだ」
だから笑えるって言ってたのかぁ……。
「それで、お前が目指す小説はどんなものだ?
リアルな話を追及するのか、それとも読者ウケを狙って、とことん妄想の世界を突っ走るのか。
俺を観察してる位だから、一応現実的な話にしたいんだろ?
だとしたら、保健医はそもそも存在しないな」
「そっか、保健医って、この世にはいないのか……」



