先生観察日記


そろそろ寝ようかな、と思っていたら、着信音が鳴り響いた。

初めての着信音。


「もしもし」


『今、電話しても大丈夫か?』


「うん!」


『何してた?』


「明日の最終チェック、終わったところだよ。

先生は?」


『風呂から上がって……お前の事を考えてた』


「ホント!?

嬉しいなぁ。

私もお風呂に入る前から、先生の事、考えてたよ」


『狙い通り、かな』


何の狙いなのかわかりませんが、電話なのにそんなにいい声なのは反則でしょう。

ドキドキしてしょうがない。

あ、そうだ!


「先生、質問!」


『……何だ?』


「先生の助手席に初めて座った時にかけてくれた洋楽、何て言うの?」