いつもと変わらない夕食。
温泉旅行の話は、主にお姉ちゃんに任せて。
「どうした菫、ちょっと元気ないぞ」
お父さんが、私の口数の少なさに気づいた。
「ううん。
こうやってみんなで晩御飯食べるのも、しばらくはないのかな〜って思ったら、ちょっと寂しくなったの」
危ない、気付かれちゃう。
「そうかそうか……。
菫はまだまだ甘えん坊な末っ子だもんな。
……よし!
ゴールデンウィークに、3人で京都へ行くか!?」
え、えぇぇ〜〜!?
待って!
連休は先生が来てくれるの!
そこへ、事情を知ってるお姉ちゃんが助け船を出してくれた。
「あのね、お父さん。
連休の合間あたりに、会って欲しい人がいるの……」



