車がコンビニの駐車場に着いた。
お姉ちゃんの車も停まってる。
もう、行かなくちゃ。
車をバックで駐車する時、先生の左腕が助手席にかけられる。
たったそれだけの仕草にも、ドキドキしていた。
停車した。
だけど、先生の左腕はまだ、助手席の後ろにある。
「……ちょっとだけ、な」
そのまま、軽く触れるだけのキスをされた。
私の大好きな、先生の表情。
『誤解』じゃなかったんだね。
「お姉さんに、よろしく」
「うん」
「毎日、電話で話そう」
「うん」
「頑張れよ」
「先生もね」
「そろそろ、行きなさい」
「はい……」



