先生観察日記


「いいから聞いて!

……でも本当は、人一倍努力していて、生徒のことを大事にしてくれる。

生徒だけに勉強させるんじゃなくて、自分は更に勉強して、生徒の希望を叶えるために頑張ってる。

私の中にあった可能性も、先生だから引き出せたの。

頼りがいがあって、誉め上手で、大事なところはちゃんと真面目で。

こんなに私を大事にしてくれた先生だもん、好きになっちゃうに決まってる!」


「……ありがとう。

教員になって以来、最上級の誉め言葉をもらったよ。

握手、して欲しい」


お互いの右手を出して、しっかり握手。


「それに、俺の見た目に惚れた訳でもないって事もわかった」


「うん。

もちろん、カッコいいとは思ってるけど、それは別に大事じゃないの」


「そうだろ?

俺だってそうだからな。

見た目なんて、俺が『ロリコン』に見えない程度なら何でもいい」


ろ……ロリータは私には無理な路線です……。


「それよりも。

大学でしっかり勉強して、知性と教養のにじみ出る、いい女に成長して欲しい。

化粧や服装でごまかされない、本当の大人の女になってくれることを、期待して待ってるから」