先生観察日記


「だ〜か〜ら〜、悪い虫なんて、私みたいな美味しくなさそうな子はスルーします!」


ため息をついて、先生が語る。


「最近のお前は違う。

最初は単なるおバカな女子高生だったけどな」


むむぅ。

やっぱり、おバカな女子高生にしか見えなかったのですか!

図星なだけに反論できず。

でもさ。


「最近の私って、そんなに変わった?」


「気づいてないのは本人だけ、かもな。

だけどあんまり誉めると、そっち方面にも力を入れそうだからな、お前のこれまでのパターンだと」


「お洒落したり、気合いの入ったメイクを研究したりってこと?」


「そう。

そんなことは今のお前には必要ない。

そのままで十分だ」


「でも……でも……

今のまんまじゃ、私はちっとも先生と釣り合わない!

一緒に歩いても、恋人同士には見えないと思う。

……早く大人になりたいのに!」