「違うのっ!
いくら妄想しようと思っても、その度に先生が厳しいツッコミを入れてくるんだもん」
「へ!?」
さっきより、とぼけた先生の声が聞こえた。
「せめて妄想の中だけでも、先生と甘甘らぶらぶになりたいなって思ってるだけなのにっ!
私の妄想でも先生はやっぱり厳しくて。
『俺はお前をそういう対象だと見ることができない』とか言って、私を避けるんだよ!
でも、今日の妄想は珍しく私の理想通りに展開してるな~って……」
「だから、どうしてそうお前は雰囲気をいちいちぶち壊すんだ!?
現実だって言ってるだろ。
これでも、信じられないか?」
ゆっくりと、ほっぺに流れ落ちた涙を吸い取られた。
おでこをこつん、と合わせて、目線も合わせて。
「お前が好きだから、今まで耐えた」
それから……。



