私の眼を見て、真剣に向き合ってくれた。
私は先生の、大事なところは誠実なその姿勢も好き、なんだよ。
「……俺の言うことを一生懸命聞いて、必死に頑張って、素直に何でも吸収できる素地があって。
最初は、お前の成長を見るのが楽しくてしかたがなかった。
……だんだん、それだけじゃ済まなくなってきた。
涙もろくて、優しくて、照れ屋で、うちの犬みたいで、可愛くて。
二人が一緒にいたら、きっとお互いがより良い人間になれると感じた。
……ずっと、一緒にいたいと思った」
……照れてる。
何か、可愛い。
先生。
私のことをそんな風に思ってくれてありがとう。
『お互いがより良い人間になれると思う』
という言葉が、何よりも嬉しい。
先生と生徒っていう上下関係ではなく、対等な人間として見てくれた。
まだまだ子どもな私だけど。
いつか、先生にふさわしい人間に成長できるはず。
先生と一緒なら。



