先生観察日記


ちゃぷん。

先生のおうちのお風呂。

当然だけど、うちのより狭い。

入浴剤は柚子の香り。

ほんわか、いい匂い。


先生と一緒の匂いになるんだね。




わしわしわしわし!

ぶぉーぶぉーん!


「先生、やっぱり私のこと、犬扱いしてない?」


「ん?」


ドライヤーで、髪の毛を乾かしてくれるのは嬉しいけど。


「あんまり『わしわし』すると、髪の毛が広がっちゃうよ」


「そうか?」


洗面所の鏡ごしに先生を見る。

私はパジャマで、先生は長袖Tシャツにスウェット。

ものすごく照れくさい。


「だいたい、乾いたな」


「うん。ありがとう」


ドライヤーを片付けた先生がいきなり、私を持ち上げた。


「きゃっ!?」


これはいわゆる、

『お姫様だっこ』では!?


呆然としてる私を抱えて、先生は寝室へ移動した……。