「全部です」
開き直って堂々と答えた。
「まぁ……ありがたい!
こんなに素敵な息子が出来たら、私も嬉しい!!」
「うちは男の子がいなかったからなぁ。
私も本当は息子と酒を酌み交わすのが、密かな夢で……」
なんだか、妙なテンションで盛り上がってきたぞ……。
根掘り葉掘り、お母さんから色々質問を受けた。
多分、安西の好奇心はお母さん譲りだな。
お父さんはそれをにこにこと聞いているのが多かった。
うちとは反対だ。
親父の方がよく喋った。
お袋はそれをにこにこと聞いていたっけ。
まぁ、俺も仕事柄よく喋るけど。
俺のそんな様子を、キッチンで眺めている安西とお姉さん。
お、やっと笑った。
ほら、大丈夫だっただろ?



