そして、少し腕の力を弛めて私の顔をのぞきこむ。
私がいつも『誤解』してしまう、あの眼がすぐそこにあった。
「好きだ。
……結婚を前提に、付き合って欲しい」
嘘!?
「……また、4月バカですか、私」
「冗談でこんなこと言うか!?
少しは空気読め!」
え!?
と思った瞬間、
唇を塞がれていた。
先生の唇で。
「……眼は閉じること。
もう一度、やり直し」
有無を言わさず、また先生の顔が近づく。
思わず眼をつぶったら、優しいやり直しのキスの雨。
「……で、返事は?」
「……つつしんで、お受けいたします……」
「話がまとまったところで、もう一度」
今度は自然に眼を閉じた……。



