先生観察日記


「先生、書斎から探そうかと思うんだけど、いいですか?

それと、メモリースティックって、SONYの純正?」


先生、前にSONYが好きって答えてたよね?

確かメモリースティックって、薄紫色だったっけ。

あ、メモリースティックDUOだったら、小さくて探すのも大変、かも。


リビングで私の様子を眺めている先生の様子が、ちょっとおかしい。

なぜか笑いをこらえた顔をしている。


私、どこか変だった!?

慌てて自分の体を見渡したけど、異常なし。

あれ?


「安西、今日は何の日だ?」


今日?


4月1日。





……エイプリルフール!?



「……もしかして私、4月バカですか?」


「そうとも言う」


にやりと笑って、満足そうな先生の顔がすぐそばにある。


「先生!冗談きつすぎるよ!

すっごく心配したんだから!

もう!こんな手の込んだ冗談、心臓に悪いよ!」


「俺がそんなヘマやらかすと思うか!?

……いや、いつか間違ってやるかも知れないけどさ」