先生観察日記



今までの経緯をかいつまんで話した。

時々相槌を打って、最後まで話を聞いてくれた先生が言った。


『解った。あさっての午後、家庭訪問するから、そのつもりでご両親に話しといてくれ。

こっちからも家の電話にかけるけどな』


「え、いいの?

だって、お正月休みだよ!?

それにわざわざ申し訳ないよ。

担任でもないのに……」


先生は電話の向こうでくすくす笑ってた。


『お前に気遣いされるとは思わなかったな。

こうなったのも、元はといえば俺が撒いた種だからさ。

おじいちゃん担任じゃ、まとまる話もまとまらないぞ』


「そうだけど……」


『遠慮すんな。

それとも、俺には来て欲しくない?

俺はそんなに頼りないか?』