先生観察日記



むぎゅううう〜っ!


「ひょっほ!!(ちょっと!!)

 ひゃひひゅふひょ〜(なにするの〜)」


両方のほっぺを思いっきり引き伸ばされた私は、多分最大級のバカ面をさらしていたに違いない……。


「ん?

現実感味わえただろ?」


先生がほっぺたから手を離して、代わりに頭を「よ〜しよしよしよしよし」してくれた。


「良かったな。この模試の結果を持って帰って、机の前に飾っとけ」


「どうして?」


「これ見たら、嬉しくなるだろ?

安西は褒められて伸びるタイプだからさ」


「ふふふ、分かります〜?

先生って私のこと、何でもお見通しだ〜」


一瞬、先生は目を丸くした。

でも。


「……いや、そうでもない」


あれ、そうかな?

すっごく私の行動パターンを読んで指導してくれてると思うけど。

まあいいや。


これでまた、頑張れる!