呆然としていた私に、先生が尋ねた。 「あれ、信じてない? 夢だと思ってんのか? 夢じゃないぞ、ほら」 先生がいたずらっぽい顔をして、私の正面に立つ。 両手が私のほっぺをそっと包んだ。 な、何するの!? そのまま上を向かせられる。 先生の顔を直視するように。 あれ、さっきまでの表情とは全然違ってる? その目は真剣で、吸い込まれそうになる。 ほっぺを固定されて、固まったまま先生の顔を見つめることしかできない私。 先生、何がしたいの? まさか……!