先生観察日記


……そこに写っていたのは。

私にとってもどストライクゾーンの彼女だった。



ほわほわの柔らかそうな髪の毛。

すべらかな肌はピンク色で。

長い睫に縁取られた目はぱっちりとした二重。

何かを訴えるように、でも笑みを浮かべた口元。



可愛すぎっ! 私、完敗です。

勝てっこないよ、こんな完璧に可愛らしい赤ちゃんには!

よく見たら、先生に似てる、かも?


「どう、俺の姪。

この頃はまだ1歳半になってないと思うけど、今はもう3歳になるんだ。

甥もいるんだけど、こっちは5歳のやんちゃ坊主。

3歳の女の子って、どんなプレゼントが欲しいのかな?」


それから少しの間、私は先生のプレゼント大作戦の話に付き合って。

さっきまであんなにどす黒かった心の中は、きれいさっぱり真っ白に戻っていた。


「先生、他にも写真あったよね?」


「他の写真か?

ああ、甥の写真もあるぞ」


また、教務手帳から写真を出してくれた。

うん、やっぱりちょっと先生に似て、可愛い男の子。


「あれ、先生? その1枚はなあに?」


どんなにお願いしても、最後の一枚はどうしても見せてくれなかった。