先生観察日記


週末も、ケータイ小説を封印して勉強していた私。

きっと、以前の私ならこう思っただろうな。

『せっかく沢山の人に読んでもらったんだから、すぐ次回作に取り掛からないと、読者様の期待に応えられない』って。


私、期待されたら頑張っちゃうタイプなんだ。

だって、普段あんまり期待されたことがないんだもの。

お父さんとお母さんは、私よりお姉ちゃんに期待してた。

お姉ちゃんはデキる女だもん、私から見ても。


高校ではすっかり落ちこぼれちゃってたから、担任からも『赤点を取らない』ことだけを期待されてたし。


だからこそ、ケータイ小説の世界で目立とう、認められようって頑張ってたんだ。

実生活で目立たない落ちこぼれの私でも、ケータイ小説だったら認められるかなって思った。


ランキングに載るようになって、沢山の人から評価されたのは素直に嬉しかった。

今までまともな感想が書き込まれたことがなかった感想ノートが、読者様の言葉で埋め尽くされたのには感激した。


でも、一番嬉しかったのは。


松本先生からの感想だった。

毎回、激辛な批評をしてくれてたけれど、それはちゃんと私の作品をすみずみまで読んでくれたから。

忙しいはずなのに、約束を守って必ず読んでくれたから。

激辛批評だけど、けなすだけじゃなくて、ちゃんと面白かった・笑えたってポジティブになれる言葉も添えてくれたから。