――花――

獅月の家は暖かかった。

「花。これからは、俺んちで暮らせ」

っはぁぁぁぁぁあ!?

「な、何言ってんの?あの人に何か言われたわけ?」

絶対何か言われたんだ

「違う。お前をあの親のとこにはいかせたくない」

「何よそれ…」

「頼む。ここに居てくれないか?ずっと…」
「迷惑かける」

泊めてもらったのに…それに

「獅月は他人じゃん」