四月生まれのシュンは保育園3歳児クラスで目立って大きく、園児の中で腕白さも抜きん出ているらしい。
負けん気も相当強く、話題に事欠く事はない。
以前の保育園では同い歳で飽き足らず、一歳上のクラスで過す時間が多く、その中でも腕白さを大いに発揮したため「生意気」だと狙い撃ち、返り討ちに遭うこともしばしばであった。
数人がかりの羽交締めで痛めつけられながらも、涙をこらえて堪えていたそうである。
それだけに家では時折堰が切れた様に激しく泣きじゃくり、或いは殊の外甘える。
園での生活の反動であろうか。
現在の同年クラスでは、はみ出しの感が強く、園の先生から娘(シュンのママ)への‘したり顔のお叱り’は片手を数え‘ニコニコマークのイエローカード’から‘レッドカード’がチラ付く有様。
じいじとしては正(まさ)しく“したり顔”、我が幼年期を彷彿させる。
否、既に超えている。
一方、‘人懐っこさ’は稀有のもので、‘人見知り’とは凡そ縁が無い。