精霊達の棲家

②腰をかがめスキージャンプの構えに似た状態に位置する。
③バランスが取れていると、腰を浮かせた瞬間から尻に負担を感じることなくフワッと浮く。脳梗塞後の神経の錯誤感を差し引いてもこの感覚は新しい体験である。
④座屈位から、心持S字を描くように真っ直ぐ立ち上がる。
何てことない、これだけの事である。
本来なら何ら意識もせず行動している事が、実はこのような一つ一つの組み合わせで構成され、それぞれが論理に裏付けられているのである。
考えてみれば、人類の祖先が二足歩行で歩いた時或いは二足歩行型ロボットの基本形、全てここから始まっているのである。
嚥下呑込み訓練は順調だ、食事も全粥から普通食まで約一週間で到達。
言語障害では特定の発音、即ち発声が詰まり気味なのが‘パ行’、滞るのが‘タ行’であった。
会話の流れの中で話すのはさ程支障にならぬが、第一声の場合喉に詰まる感覚で声が圧し殺される。