当病院では情報公開や先取りシステム或いは失敗に学ぶ、見方を変え固定観念を払拭するといったいわゆるパラダイムシフトを先見的に実践しているとのこと。
長年医療現場で当然の如く行われてきた‘パターナリズム’は、近年「患者の意識高揚」とともに否定されつつあるが、実態は旧態依然の側面もよく目の当たりにする。
昨今よく耳にする‘インフォームド・コンセント’説明・理解・納得・同意に「十分」が付加されれば、医療知識・予備知識もない患者にとって尚更形式的な感が否めない。
病を治したい、“藁をも掴む”その一心で医者に看護師に縋る。
他にすべはない。
「よく診て貰いたい、よく面倒を看て欲しい」
のために
「よく見られたい! 」
「余計な事言って疎んじられたくない」
等潜在的に引き籠ってしまうのが多くの患者の本音でもある。