精霊達の棲家

複視の範囲がかなり広範囲に拡大、両眼視の場合両側15°程度を超えると二重に見える。
爾後目の障害もかなり重篤な課題となりそうだ。
脳梗塞の治療は薬の継続的な服用と経過観察が主で、定期的にMRI・CTによる検査である。
これからが長期戦のスタートである。
この身体は一体どうなるのか、左半身の麻痺は多少和らいだ感はあるが、動作に対する応動は極端に悪い。
療法士は身体の麻痺・痺れ具合の把握手段として、健常個所を10として「悪さ加減」を数値化した自己評価ポイントで表すよう要請される。
飽くまで感覚的評価であるが、右が7、左が3で報告した。以降この数値は入院中あまり変化はない。
どの程度回復するのか、いつまでかかるのか、その為に何をなすべきか、ライフワークは、次々と不安・懐疑・無力感にさいなまれる。
リハビリは順調に進み、それぞれの機能回復に沿ったメニューに変化してゆく。