双方とも殆ど動かぬが、左右に大きく振ると尻が少しズレた。
何度か繰り返すと、身体がズレ椅子と一体となって傾いた。
と同時に横に倒れた。
幸い一気ではなく、足許から崩れる様に斜め横に倒れたのである。
咄嗟に両手で頭を庇い、前のめりで肘を床に衝き、うつ伏せに倒れた。
肘に体重がかかり質感はある。右の肘は少し動く、左は全く動かぬ。
少しずつ 少しずつ、ほとんど右手だけの匍匐前進である。
たかが3m弱、ドアの下まで20分近く掛ってしまった。
そこから立ち上がり、ドアノブを開けねばならぬ。
携帯は部屋の中のテーブルの上である。
両掌でドアを押し、体重を両手に移し這い上がる様に身体を上に引き上げた。
何気ない一つの動きが、こんなにも大義で労力を要するものだとは、思いもよらない。
それでも何とかドアを開け、倒れ込むように部屋の中へ入った。
何度か繰り返すと、身体がズレ椅子と一体となって傾いた。
と同時に横に倒れた。
幸い一気ではなく、足許から崩れる様に斜め横に倒れたのである。
咄嗟に両手で頭を庇い、前のめりで肘を床に衝き、うつ伏せに倒れた。
肘に体重がかかり質感はある。右の肘は少し動く、左は全く動かぬ。
少しずつ 少しずつ、ほとんど右手だけの匍匐前進である。
たかが3m弱、ドアの下まで20分近く掛ってしまった。
そこから立ち上がり、ドアノブを開けねばならぬ。
携帯は部屋の中のテーブルの上である。
両掌でドアを押し、体重を両手に移し這い上がる様に身体を上に引き上げた。
何気ない一つの動きが、こんなにも大義で労力を要するものだとは、思いもよらない。
それでも何とかドアを開け、倒れ込むように部屋の中へ入った。
