同時にその都度資材が必要となる、乏しい小遣いの殆どはホームセンター・中古材取扱店・問屋・オークションに費やした。
宿泊可能な小屋・トイレを手始めに、物置、土留め・伐採材による50m余の木道・階段歩廊、整地・ログテーブル・屋外炊事場・畑開墾等々。
止めどなく次から次へ‘仕事’が続く、土日が待ち遠しかった。 
その内6~7年経過した雨曝しの木造品や丸太直柱等は腐食し使用不適となって
スクラップ&ビルドである。
地場の杉を伐採しピーリング、一年間乾燥。
材を加工し即組み立て構築に入る。
図面展開や定型的な寸法取りは通じない。
何故なら地場材は一本とて真っ直ぐで、勾配が等しいものはない。
全て現地合わせとなる。
色々な作業を同時並行で進めているため、完成まで数年かかる。
例えば柱用の丸太を地中に打ち込む、寸法・形状等概ね適用するものを順次伐採する為、先発と後発の間に、相当の間隔日数が空いてしまう。