精霊達の棲家

腕・手指のこわばり、震え、機能不全に対する訓練が主体であるが、運動機能に関わる所作も重要な要素である。
ビン・コップ・ボール・お手玉・おはじき・ピン・リング等の小物用具、バスケ・バレー等のボール・輪投げ等或いは日常の生活小道具類を組み合わせて活用した。
リハビリ病院入院当初から約一ヶ月、眼の障害との関わりを除いて、自覚できる程動作が改善された。
特に家族や知人等間隔を置いて接する人達からの言葉で、自らの症状の改善を認識した。
入浴は介添え付きながらそしてトイレ・洗顔・着替え等はほぼ自前で行えるようになった。
一方で思うに任せず或いは遅々として進まない。
「症状の改善」に焦燥感を禁じ得ず、かといって方程式や特効薬も無い。
即ち目標に対して手段が見当たらなくなったのである。
左手親指関節の硬直化や人差指の反り返りにより、強張(こわば)りが強くなった。