ピーンポーン
チャイムを押す指が震える。
ガチャッ
「はーいって虹架!?」「矢嶋くん!」
「どうしたの?」
「あのね…あ、私ね、や、矢嶋くんのことがね…」
「俺がどうした?」
優しい笑顔で こっちを見てくれる。
今だっ!
「矢嶋くんのことが、好きなの!」
言っちゃった〜///
ん?反応がない?
おそるおそる顔をあげると
固まった矢嶋くんがいた。
「やっ、矢嶋くん?!」
「えっ?!マジで?」
「へっ?」
「今いったこと、マジ?」
「ま、マジだよ!」
ギュッ
ふぇ? 矢嶋くんに抱きしめられている?!
「やっ、矢嶋くん!」
「返事言うよ?」
「うん…」
これで私の運命が決まる!

「俺も虹架が好き」