にやにや笑う二人に戸惑いを隠せなかった。 「えっ?えっ?」 「行くところないんでしょ?ならいいじゃない。」 「うんうん。昼間こいつに何かあったら不安だしさ。頼むよ。」 ねっ?と二人は口を揃え言った。 「う、うん。何も出来ないけど・・・。」 帰り方が分からない以上行くあてなんてない。私にはこの二人を頼るしか道はなかった。 「よろしくお願いします。」 こうして十七年前の両親と私の三人の生活が始まった。