聞いてはいけない話しだったのかと思い、思わず口を噤む。同時に、二人を思い出して、早くこの状況をどうにかしたい・・・、と切実に思った。 「親はね、反対した。」 少し黙っていた彼女が、口を開いた。 「でも、私は自分に宿ったこの命を、捨てることは出来なかった。」 そう言いながら、彼女はお腹をさする。