「ん?あっ、おはよう。昨日お風呂入らずに寝たのね。」 いつもと変わらない顔で、いつもと同じ挨拶をした。言うなら今だと思い「門限の時間10時にしてくれない?」とだけ言った。 「はっ?」 母は驚きながら、包丁を置いて私を見た。 「あのね、美咲。あなたが部活でもしているのなら、話は別。喜んで時間遅くしてあげる。でも、何もしてないじゃない?」