脱衣所兼洗面所で、すぐさま新しいポロシャツを着て、スカートを履く。紺色の靴下を履き、髪を乾かした。ボブだからすぐに乾いた。 髪を梳かし、洗面所を出た。 トントントン 包丁がまな板に当たる音が聞こえた。お母さんが起きたんだろう。その音の方へと私は向かった。 キッチンへと入ると、お母さんがネギを切っていた。 「・・・おはよう」 昨晩のことが気まずくて、少し小さな声で挨拶した。