「大丈夫?」 言葉の出ない私に、優しく声をかけてくれた。 「あ、はい。大丈夫です。家に帰ります。」 「そう。気をつけてね。」 彼女にお礼を言い、神社を出て石段を降りた。 早く家に帰らないと。携帯はまた探しに来よう。とりあえず、二人の顔が見たい。早く・・・、早く二人に会いたい。 そう思いながら、石段を降りた時、違和感の正体が分かった。