「えっ?地震?」 彼女は怪訝な顔をして、私を見る。 「地震があって、立ってられないくらい揺れて・・・。」 その時に倒れた。そう、地震のあとにどこかで頭でもぶつけて、意識が飛んだんだ。きっと。 「夜中か朝方にでもあったのかな。私は気付かなかったわ。というか、立っていられないくらいなら気付くはずなんだけどなぁ。」 彼女の発した言葉にハッとした。あたりを見回すと、確かに明るく、決して夜ではなかった。 「今、何時か分かりますか?」