息を整えながら、ゆっくりと歩いた。振り返ってみても、二人は居なかった。 勢いよく出たのはいいが、行くところも財布もない。 「どうしよう。」 夜の町を制服のまま歩くのは、少し怖かった。 結局家の方へと、進路を変え、歩きはじめた。 「もう消えたい。」 小さく呟いた言葉は、すれ違う車の音で、掻き消された。