「うーんっ。」

 目が覚め、伸びをしながら起き上がった。枕元に置いていた携帯を見ると、時刻は午前6時だった。

 昨日そのまま寝たのを思い出し、シャワーでも浴びようと服を取り出し、浴室へと向かう。

 静かな家。まだ誰も起きてなかった。・・・と言っても、家族は私と両親だけ。兄弟が欲しかったな、としみじみ思うけど、まぁ仕方ない。