「・・・捺乃。」 「豪が居るから、今の私があるんだ。でも、その助けてくれる豪も離れていくなんて、どうしたらいいのか分からなくなるんだよね。」 不安そうな顔だった。 「まぁ、でも考えたって仕方ないよ。私は私でなんとかするしかないからね。」 お腹を撫でながら、捺乃は優しい顔をしていた。 「私が捺乃の立場だったら、産もうって考えられなかったと思う。すごいよ、捺乃は。」 「別にすごくないよ。」 そう言って笑っていた。