翌朝、目が覚めて全て夢だったら・・・、と思ったけれど、やっぱり夢ではなかった。 「おはよう。」 襖をゆっくりと開けると捺乃が柔らかい笑顔で私を見た。 どことなくお母さんに似ていた。 この世界をなんとなく受け入れれているのは、こうやってお母さんが居るからなのかもしれない。 「あれ、豪は?」 「ん?仕事に行ったよ。」 そう言われてハッと時計を見ると、もう昼前だった。 「ごめん。」 「何が?疲れていたんでしょう?気にしなくていいよ。それより何か食べる?」