「この痣どうしたの?」
「ん?あぁ、これ?生まれつきらしいよ。物心ついた時にはあったから。」
お母さんと同じだった。全くの同じ場所に、同じ形、理由も何もかも。思わず涙ぐむ。
ごまかすように、パスタをなべに入れ、話題をそらした。
「そういえば、晩御飯っていつも一人で食べてるの?」
「うん。豪遅いから。待ってたらいつも怒るのよ。」
「先に食べてろって?」
「うん。待たなくていいから、作ってくれてるだけで嬉しいんだからって。」
少し頬を赤くしながら言うのを見て、なんだか幸せな気持ちになった。
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