「キッチンペーパーで水分とってね」 「はーい」 帰ったら・・・もし帰れたら、こうやって一緒に台所に立とう。帰れるんだろうか・・・。 「あっ、美咲ちゃん、なべ沸いてる沸いてる」 「えっ、あっ、ごめん」 ボーっとしていたため、気がつくのが遅くなった。 「パスタどれくらい入れようか?」 「うーん、これくらいじゃない?」 そう言って彼女は左手を伸ばしパスタをわけた。その時にふと左手首にある1センチほどの痣を見つけた。