「無理強いして帰したって結局繰り返すのが目に見えてるもの。だから、気が済むまで、帰りたいって思うまではここに居ていいよ。」 そっか、捺乃は帰りたくても帰れないんだった。でも、私はお父さんのお爺ちゃんもお婆ちゃんも、お母さんのお爺ちゃんもお婆ちゃんも会ったことがある。 ということは、産んだ後なんらかの形で仲直りしたんだろう。 「ありがとう、本当に助かる。」 両手を合わせてお礼を言った。 「何度も言わないでよ、照れる。」 捺乃は頬を赤く染めていた。