確かにさっき豪が着替えるために、中の襖を行き来していた。 「台所は見ての通りここにあるし、何か食べたかったら棚とか冷蔵庫勝手に漁っていいからね。」 「うん、ありがとう。」 本当に感謝の気持ちしかなかった。 「ねぇ、なんでこんなに良くしてくれるの?」 ふと思ったことを聞いてみた。 「本来なら親に連絡して、迎えに来させたりするじゃない?」 「ん?そうしてほしい?」 思わず首を振った。