田中君が掃除機と洗濯機を買って来てくれたけど、使い方が分からず、田中君が掃除と洗濯をやってくれてるし。


炊飯器も買ってみたが、一度も使っていない。


「夢子さん、ゆっくり食べて下さい。夢子さんの好きなマンゴープリンも買って来ましたからね。」


マンゴープリン食べて生き帰るぞ。


慌てて食べたから、喉に詰まってしまった。


「ゆっくり食べないと駄目です。お茶飲んで下さい。」


天涯孤独な私は、田中君がいれば一人じゃないんだと思えるんだ。


「僕は何処にもいきませんから。マンゴープリン一緒に食べましょ。」


田中君のそんな言葉に、バカみたいにドキドキしてしまう。


田中君が私に原稿を書かせたくて、優しくして接してる事は分かっているけど。