小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

トイレまで連れて行くといっくんが笑顔で言った。



「夢子ママの言う事何でも聞く。おねしょもしない。」


その笑顔は反則です。、


そんな顔で見つめないで下さい。



「ほら、おしっこしておいで。」


「おしっこしたら、一緒に夢子ママの家に行っていいの。」



可愛い顔で私を脅かすつもりですか。



「僕は夢子ママが好きだよ。」


「私はあんたのママじゃないんだから。」



「じゃ、なんて呼ぼうかな。夢子ママじゃなくて、夢子姫ならいい。」


夢子姫、なんかいいかも。


「夢子姫ってお呼び。」


「夢子姫、トイレ行って来ます。」


あ、しまった。


いっくんにやられた。



夢子姫に、思わず顔が緩んでしまった。